8月ジャーナリズム


8日の土曜が立秋だったが「秋」とは名のみの猛暑日続き。8月も第2週に入りお盆ウィークだ。今週は城下町もゴーストタウンだ。朝からウチの前の通りもひっそり閑だ。サンデー毎日族はこんな時にこそひきこもり族に徹しよう。


丘陵地のあちこちの畑で今、色鮮やかなケイトウが咲き始めて賑やかだ。熱帯原産だけにこの暑さにはもってこいの彩だ。左の写真の種類のものは、余り似てないが深紅の色をした種類のものは鶏のトサカにそっくりなことからのネーミングだ。英語でも「cocks-comb」(鶏のとさか)で、この花に対するイメージは世界共通のようだ。


立秋を境にして、いつも野に庭に咲き出す高砂ユリがちらほら目につくようになった。下の写真は丘陵地の畑の土手に1本だけ咲いていた。お盆を過ぎれば群生が目立ってくるだろう。





右の写真は”とうがん”か”へちま”か”かぼちゃ”か?前に置いてあるのは30cmのスケール。かみさんに聞くまではとうがんの出来そこないだと思い込んでいた。4月頃に友達から苗をいただいて植えたらしい。高山市丹生川町特産の「すくなかぼちゃ」というらしい。まだあと2個か3個成長中だ。


ネットで調べると、糖度が高くスープやデザートや煮物にいいらしい。レシピもたくさん載っていた。



6日の広島原爆忌から9日の長崎原爆忌、15日の終戦記念日までを中心に電波も活字も思い出したように戦争だ平和だと騒ぐ。いわゆる「8月ジャーナリズム」だ。おまけに今年は戦後70年の節目の年。その上憲法解釈変更による安保法制案の審議中とくればいやが上にも盛り上がる。
                                         

神聖なる国会の特別委員会が開かれている委員会室にこれ見よがしに多数のプラカードを持ち込み、テレビカメラに向かってデモンンストレーションをかける政党があっても何一つ非難をしないようなジャーナリズムが主導していることを考えるとクマさんはこの「8月ジャーナリズム」にまともに向き合う気にはなれない。ドラゴンズファンが「スポーツ報知」をジャイアンツファンが「中日スポーツ」を読むのと同じスタンスで向き合っている。


原爆の遺物を見せたり、戦火の犠牲者が戦争の悲惨さを語ることがなくて痛みを次代に引き継ぐことができようか。クマさんそんなことは百も承知だ。ところが昨近は、安全保障や原発や、はたまた戦後70年総理談話まで複雑に絡み合って情報過多だ。


風の向きや下駄を飛ばして表か裏であすの天気を占っていた熊さん八っあんレベルのところに気象衛星からの複雑な気象データを見せたって天気予報が出来るわけがない。偏向報道と情報過多にはついてゆけない。