「日本のいちばん・・・」あとがき


予報によると、今夜から明日にかけて待望の雨のようだ。家庭菜園の土がカチカチだ。一番水を欲しがる里芋など枯れてしまったものもある。


夏を代表する花木の百日紅サルスベリ)とほとんど同時期咲き続ける夾竹桃キョウチクトウ)を見かけることが少なくなった。乾燥や大気汚染に強いことで高速道路沿いでよく見かけた。ウォーキングコースの土手や農家の庭などでもよく見かけた。今、コース中唯一みかけるのは民家の庭にあるものだ。今美しい花を咲かせている。以下の写真のうち、このピンクの花以外の夾竹桃は2.3年前までコース中で見かけ、今は伐採されたもの。


先日緑化センターの先生が云っていた。家畜が葉を食べて死んだり、野外活動の際枝を箸代わりに使って中毒を起こしたり、生木を燃やした煙に毒があることがわかったり、腐葉土にしても毒性が残ることがわかった。そんなことがクローズアップされて悪者になってしまった。だが、広島は原爆で75年間木も生えないといわれたが、被曝地にいち早く咲いた花として夾竹桃広島市の花に指定されている。と。



きのうの映画「日本のいちばん長い日」のカキコの”あとがき”として次のことを書き留めておきたい。


日本の内閣制度発足後、現職閣僚の自殺は2度あった。最初は1945年の阿南陸相、その後2007年第1次安倍内閣のときの松岡農水大臣はまだ記憶に新しい。ふたりの自害の動機は、それぞれ謎に包まれた部分も多いと思う。巷に流布されているエピソードなどで知る限りでは歴然とした彼我のレベルの差に愕然とさせられる。



阿南陸相は本土決戦を主張する軍部でありながら、軍人としての誇りに背きながらも、昭和天皇を支え平和的解決を選んだ男の覚悟の上での自害。そして「軍をなくして国を残した」。


一方の松岡農水相、事務所経費の不適切な処理でマスコミの集中砲火を浴び自害するまでに追い込まれた。「ペットボトル入りの何トカ還元水」の名言を残し、彼の死以降の短命農水大臣の端緒となった。


[
大臣として活動する分野や時代が違うから彼我の差を同列で比較するのもどうかと思うが、”国を思う心””男の覚悟”の歴然とした差に驚きを禁じ得ない。