メディアの「おわび」


待望の雨。終日降ったりやんだり。ときには激しく降ったかと思うと急に夏の日差しが照りつけたりで南国の天気みたいだ。雨の合間の強い日差しが照りつけている時に、どこに雨宿りをしていたのか、蝶が出てきて散歩していた。



日照りのきついきのうのこと。日の高くなった9時すぎ。凛として涼しそうな風情のヒルガオが一服の清涼剤の感がある。アサガオ同様朝開花するが昼になっても花がしぼまないことからこの名があるという。           


かたや、夜の貴婦人ともいえる神秘的な風情のカラスウリの花もこの時間ともなれば、あの怪しげな雰囲気でレースを蜘蛛の巣のごとく張り巡らせていたあの誘惑のサインはどこへやら。レースを折りたたんでぶざまなかっこうだ。



2.3日前にもカキコしたが終戦記念日までは活字も映像も戦争と平和がてんこもりの「8月ジャーナリズム」だ。そんな中で♪ 父よあなたは強かった /兜(かぶと)を焦がす炎熱を / 敵の屍(しかばね)と共に寝て・・・・で始まる戦前の軍国歌謡「父よあなたは強かった」は朝日新聞が公募した作品だったということをテレビの番組で知った。


日中戦争が始まった頃のメディアは軍歌づくりを競っていたそうだ。いま、8月ジャーナリズムでは軍部が悪かった。指導者が愚かだった。と指摘する。それはたしかだが、しきりに戦意をあおったメディアの過ちをほおかむりしているのではないだろうか。


安倍さんに「反省」と「おわび」をけしかけるなら、メディアは戦意を煽った「おわび」くらいあってもよさそうなもんだがなぁ。