親離れ、子離れ


きのうの初夏のような陽気から急転直下朝から冷たい雨の一日となった。運よく朝のウォーキングが終わった頃から降り始めた。


何年か前に尾木ママこと、法政大学教授・教育評論家尾木直樹氏箸「親子共依存」という本が話題になった。お風呂も一緒、就活も一緒、仲良し親子が日本をダメにする!?とその本の広告で謳っていた。その本は読んでないが、日本の教育観、家族観に警鐘を鳴らしたものだと推測する。まるで、我が家のことを指摘されたようでドキリとした。



数年前のこと。カミさん、稲沢にいる三女の家が新築して5年になるというのに垣根の木は伸び放題、庭には草が伸び放題になっているから剪定と草刈をしてやらないかんから一緒に行ってくれという。小生、そんなことは三女夫婦がやることだから任せておけばいい。ひと悶着あったが結局行かされ雨の中での庭仕事。そんなことがあった。


ことほどさように、長女は長女で先日ムコがスーツを新調するがどんなものがいいかとカミさんに聞いてくる。挙句に長女夫婦がスーツを買いに行くのにカミさんが同行している。そんなことは夫婦で相談して決めることと叱ってやった。



娘達は伴侶を得て家庭を築いているというのに親はいつまでも子供のつもり。娘達は何でも聞いてくれる親の方が言いやすいからいつまでも親を頼る。子育てをすべてカミさんに任せていた自分にも責任の一端はあると思うが、どうも我が家の母娘の関係は”世間によくある”関係とは云い難い。


尾木ママは本の中できっとこう云っていたと思う。「母子共にもう少し自立心のある人間であってほしい」と。(今からでも遅くない)いつまでたっても、子離れ、親離れができない。これが次の世代まで続かないようにしなければならない。