土曜のつぶやき 内閣改造


週末にようやく夏空を見た。青空に入道雲サルスベリノウゼンカズラが隣り合わせで咲いている光景を目にするだけで暑さを感じる。真夏ならではの光景だ。一方では、夏みかんくらいの大きさに育った栗のイガがたわわに実っている。キバナコスモスが風に揺れている風景に接すると、確かに暦の上での「立秋」を実感する。きょう7日は立秋だ。


迷走していた台風5号、ようやく行き先が決まったようで、四国沖から本州に上陸、縦断の構えだ。今夜半から明朝にこの地に最接近のようだ。午前中に植木鉢などの避難、植えたばかりの野菜の苗に支柱をやるなど台風対策も準備万端だ。



先週の最大関心事は安倍内閣内閣改造だった。プロの記者や評論家の評価を各メディアが報じているのに熊さん八っあんが口を挟む余地はないだろう。強いて口を挟むとしたら、「仕事人内閣」などと安倍さんの口から命名されると、かつて藤田まことが演じた時代劇ドラマ「必殺仕事人」シリーズを思い出してしまう。仕事のし過ぎで過労死が心配になる。


「土曜日のつぶやき」。こんなことが心配になる。いま、世界の流れが「自国の政治や経済が一部の既成の勢力によって動かされ、格差が拡大されている」。そんな流れが国を二分するような事態となっている。英国のEU離脱に始まり、米国では異端の人トランプ政権の誕生、フランスでは行動が予測できない危険な人マクロン政権の誕生だ。



今度の改造内閣、メディアで報じられている通り、大臣の半数以上が父、祖父、義父が政治家だ。また半数以上が大臣経験者だ。自民党の受け皿になかなかなれない民進党も次の代表選に名乗りを上げたのは元大臣のふたりだ。元大臣や世襲議員ばかりが目立つ政治は、安心感があるようではあるが、国民に閉塞感を積もらせることも考えられる。


熊さん八っあんは勝手なもので、手堅くやって行こうとすれば、閉塞感が積もると云う。新しい風を吹き込めば、素人に何ができるという。そうは、いうものの世界の、欧米先進国での政治の潮流が現に閉塞感が積もって今の流れになっているから仕方ないのだ。次の総選挙の争点は新陳代謝だろう。都民ファーストが25年前の日本新党になるか?