「ふるさとの文化探訪」 豊田市民芸館

mikawakinta632007-02-16

悠学カレッジ「ふるさとの文化探訪」最終回のきょうは豊田・平戸橋の豊田市民芸館。第1から3までの民芸館が衣・食・住に別けられて展示。これといったサプライズはなかった。 矢作川の河畔の広大な敷地に立地し、花見がてらの見学には最適なところだろう。


一番興味を惹いたのは敷地内にある「登り窯」。正確には「穴窯」というそうだ。豊田・高崎町で発掘した平安時代の古窯をここに復元したもの。この窯を使って趣味の陶芸作品を焼いているとのことだ。 1回の窯入れから窯出しまでが5日間。
この間同好の士が夜を徹して8時間交代で火の管理をしているそうだ。 1年に6〜7回火入れをするとのこと。
薪の調達が頭痛のタネのようだ。

            


電気窯などの近代的な窯と比べたら熱効率は悪いし、どんな仕上がりになるか予測がつかないこんな窯にどうして惹かれるのか気が知れない。というのは素人考えだそうだ。 灰のかかり具合で独特の風合いが出る。それがいいそうだ。


そういえば、茹でた「そば」を買ってきて簡単に「そば」が食べられるのに、「そば」を栽培して「そば粉」を作り自分で「そば打ち」をする人が近頃ブームになっている。 これと同じか!


効率第一の規格大量生産品より、プライベートブランドが流行っている。世の中が豊かになった証だということだ。
「ふるさとの文化探訪」でこんなことを教えられた。