やわらかいこころ

きのうの雨で「おおてまり」の花が散って、まるで雪が降ったような今朝の風景。

隣の家のバラは咲いていても、我が家の数少ないバラはまだ蕾。

「おおてまり」が終わる頃バラのシーズンが始まる。 花から花へのバトンタッチ。


         くれないの 二尺伸びたる バラの芽の

        針やはらかに 春雨のふる  子規





柔らかい”とげ”と春雨の柔らかさのイメージの重なりに美を見出したものだろう。


「やわらかい」といえば相田みつをのこんな文章を思い出した。



               やわらかいこころ

木の芽がのびるのは  やわらかいから  若葉がひろがるのは  やわらかいから

かすかな風にも  竹がそよぐのは  竹がやわらかいから

年をとって困るのは  足腰ばかりではなくて  頭が固くなることです  心が固くなることです

やわらかいこころを  持ちたいものです  いつまでも心の若さを  保つために・・・



柔らかい心を持ちたいばっかりに「おおてまりの落花」から「相田みつを」まで随分無理して話を飛躍させたようです。