路傍スケッチ

mikawakinta632007-07-04

きのうも、きょうも今にも降り出しそうな雲行きの中での早朝散歩。 きのうは途中から降り出して一目散で帰宅。

きょうは、どうやら降られずに路傍スケッチができた。


          ◆ ムラサキツユクサ

丘陵の稜線から田んぼに下りる”だらだら坂”の傍らにある石ころだらけの畑に「きうい」の棚。

その棚の下に、まわりの風景とは不釣合いなほどに気品のある紫色の花。「ムラサキツユクサ」だ。

カミさん、子供の頃「インク草」といって、ままごとで色を出すのにこの花が重宝だったとか。





          ◆ 夾竹桃

見た目きれいな公園の「夾竹桃」。 大気汚染に強いと言うことで街路樹や公園でよくみかける。

ところが、最近では有害植物ということで公園からは伐採されはじめていると新聞に出ていた。

夾竹桃」という歌謡曲もあった。  高浜虚子も俳句をよんだ。

    「病人に  夾竹桃の  赤きこと」 

花言葉をネット検索したら「用心」「危険」。見た目きれいで、歌にもなっているような花でも有害植物だからなんだろう。






            ◆ ハス

農家の庭先の水槽のハス。  去年の日記を調べたら7月10日に花が咲いたようだ。 1週間ほど早い。

それでも、ひとつだけ蕾が膨らんでいた。

風呂桶の廃物利用の水槽では、   「ほのぼのと 舟押し出すや  蓮の中」 夏目漱石 

の風情と風情の格がちがう。