一服の清涼剤

mikawakinta632007-08-09

灼熱の太陽、真夏を実感する一日だ。メルマガからの一服の清涼剤、おすそ分け。
おくらの花が清涼剤に花を添える。


ある男性からの投書。

コンビニのレジにて。小学校前ぐらいの男の子。100円玉を持っている様子。手には100円プラス消費税のお菓子。
お金を渡そうとするとレジのお姉さんに「ちょっと足らんよ」といわれた。
後ろの男性は紳士を気取る半面とやり取りが長くなると待つのがいやなのが半面足らずをだしてあげようか・・・
と考え始めていた。


しかし、すんなりと男の子はあきらめ別のお菓子を二つ取り「これは買える?」と聞いた。
少しのおつりを受取ると迷うことなく、もらったばかりのおつりすべてを背伸びをし、手を思いっきり伸ばして
レジ脇の募金箱に入れた。レジのお姉さんへの「ありがとう」の言葉も忘れずに。


直後のその男性もおつりをほりこまずにはいられなかった。人生、いろんな人から教えられるものだ。
この男の子は、大事なことを実践で教えてくれた。そんな、幼い紳士に「ありがとう」。



こんな投書であったが、ハタと思った「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」と言うことわざはこのことだ。
いまひとつは、小さなこどもが精一杯背伸びをしてレジ脇の募金箱につり銭を入れる光景が目に浮かんできた。
緑のカーテン越しに入ってくる生ぬるい真夏の午後の風に一服の清涼剤の感があったこの投書である。