親方の権威失墜

mikawakinta632007-08-10

朝から暑い! きょうから世間では盆休みのところが多いようだ。  こんな日は野良仕事もお休みと決めこむ。
畑のおくらの葉っぱの上でアマガエルも盆休みのようだ。

先日発表の芥川賞受賞作品「アサッテの人」が掲載されている文芸春秋の発売日で買って来て早速読み始める。
ストーリーの起承転結が乏しく退屈な感じ。                                   それでも、今は亡き同期入社の作者の父親のことが作品の中に出てこないかと一生懸命読む。


半分ほど読んで1ヶ所あった。主人公の叔父がロシア語の勉強をしている箇所だ。
亡くなった彼は、話をしていてしばしば「オぉーハラショー スパシーボ スパシーボ」などとロシア語でありがとう、ありがとうといっていたのをよく憶えている。

半分ほど読んで、コーヒーブレイクの間に、しばしクマさんの日記。




                ◆ 親方の権威 失墜

親方の権威・リーダーシップなさ、簡単に云えば親方が「なめられている」事件・事象が世間を賑わしている。
一つは朝青龍事件。いまひとつは、自民党代議士会の席上で総理総裁が同席しているにもかかわらず三人の
大臣経験者が「ヤメロ コール」

二つの事件・事象の共通のキイワードは「リーダーの資質の低下」と「日本の伝統文化の崩壊」ではないかと思う。
かっては、相撲部屋の親方にしろ自民党総裁は部屋の者、党員の生殺与奪の権を握った絶対君主だった。
それが、小粒になったというか優等生になってしまった。
「リーダーは優しさを誤解して部下に嫌われることを恐れている。 リーダーは部下の友達ではないのだ」


リーダーの資質の低下によって「国技大相撲の神髄」「横綱の品格」といった伝統文化を教え込むことが出来ず「強ければ
何をしてもいい」と言う風潮で伝統が崩れつつある。


日本の「ムラ社会」の伝統として、当事者がいる前では、当人に恥をかかせるようなことは避けてきた。
リーダーの資質の低下で、部下はリーダーを友達視して言いたい放題になる。

                    


リーダーの資質さえしっかりしていれば、伝統文化の崩壊はもとより国民の安心・安全は守られるだろう。