中国漬け

mikawakinta632007-09-27

きのうからきょうにかけて見るもの、接するもの中国に関することがえらく多い。
それらが、すべて関連しているということは、それだけ大きな問題を中国は抱えていると言うことだろう。


悠学カレッジ「北京の歩き方」講座、講師は愛知大学の劉(リュウ)先生。第1回目のきのうは「北京の自然と環境」。
いま北京の抱える最大の問題は大気汚染、交通渋滞、水。そんなことを中心にして話を聞いた。
けさの中日新聞日中国交正常化35周年特集記事に北京苦悩、大気汚染・交通渋滞・食の安全が出ていた。


きょう配信されたメルマガ。北京在住の日本人フリーライターの中国レポートが載っていた。9月25日は中国では中秋節。(日本で言う中秋の名月)中国人が家族揃って過ごし、無病息災を祈る行事で、欧米のクリスマス、日本の大晦日に匹敵する行事だそうだ。 日本の月見団子にあたる「月餅」のやりとりは日本の中元・歳暮と同じ意味を持つと言われる。


自由主義経済が浸透して社会的な人間関係を重視するようになった中国では「月餅」のやりとりが「メンツを重んじる」
習慣を盛んにさせたそうだ。宅配業者に届け物を任せていてはメンツが立たないから自分が車を走らせることになり、ここのところの交通渋滞は都市機能をマヒさせるほどの規模だったという。


劉(リュウ)先生も今週の初めに北京から帰ったが、渋滞がひどいものだったと話しておられた。マイカーを減らすために
公共バスの運賃を従来から四分の一に値下げしたり、マイカーのナンバー偶数、奇数規制をしてかなりの効果をもたらしているようだと話しておられた。


先生は大気汚染に関連して、黄砂や砂嵐の話もされた。先生が敦煌ウルムチで遭遇した砂嵐には恐怖感さえ感じるものだったとのこと。  先日シルクロードの旅をされた方のきょうのブログのカキコに敦煌ウルムチが出ていた。


よきにつけあしきにつけ、これだけ中国に関する情報に接することとなると、これから先も無関心では済まされない。
オリンピック、万博など国際的なイベントや食の安全の問題があるから当然ではあるが、隣の大国の軍事費が毎年10%以上も伸びていることも含めてである。