コスモス

久方ぶりのグラウンドゴルフ。 秋の陽光を浴びてグラウンドを歩きまわり汗をかくのはいいことだ。
グラウンドのまわりでは薄紅のコスモスが何気なく揺れている。 空は澄み渡り 秋 そのものだ。


コスモスといえば、このブログでも今が盛りだ。 コスモス街道ハイキングやらダリヤ・コスモス祭りやら休耕田のコスモス情報などなど・・・。

その休耕田のコスモス情報を頼りに豊田と三好の境にある休耕田のコスモス畑を訪ねる。なるほど、ひろぉ〜い。

最近は、そこかしこで刈り取りを終えた田の隣で休耕田を埋め尽くすコスモスが風に揺れている風景を目にする。

減反とともに全国各地でコスモスの名所が広がった感じだ。

頼りなげなのに、どこか気丈なそのたたずまい。 それゆえにか 山口百恵の「秋桜」にも出てくる。

   ♪♪ このごろ 涙もろくなった母が    庭先でひとつ 咳をする




廃屋や廃線の駅、荒涼とした荒地の中でポツンと咲くコスモスには懐かしい風景がよく似合う。

ここは、我が家のすぐ南、辰己山の丘陵地を削り住宅地と工業団地の開発地。まだ地肌がむきだし、草ぼうぼう。

そんな中でけなげにポツンと咲いているコスモス。 開発の傷跡は、懐かしさと同時に自然の傷みでもある。

人間がつくった傷を埋めるように、コスモスが後始末をつけてくれるだろうか。