松平徳川家菩提寺へのバス見学会

mikawakinta632007-12-09

東海学園大学公開講座「松平徳川家菩提寺へのバス見学会」に参加。  参加者15名(内3人は学生のアシスタント)。意外に少ない。どうもPR不足と5千円の参加費が高すぎたようだ。


  ● 松平郷 高月院

初冬の国道301号線を東へ、松平郷に入り高月院まで上がると通り抜ける風が冷たく感じる。
高月院は徳川家のルーツである松平家初代の松平親氏(冒頭写真の像、三河の田舎豪族がどうみてもローマ軍の兵士に見える)が寄進して松平氏菩提寺にした寺。東海学園大学では学監(宗派側から派遣された監査役のような立場と推測するが実態はよくわからない)の職にある住職、自ら出迎えて案内役をしてくれた。

   

まずは写経の体験。お香のような粉を手のひらに乗せて身を清めた後にスタート。手本を左に置いて右の白紙に写すのが写経と思っていら、なんのなんの、下にある見本の上の白紙に筆でなぞって行くものだった。


一般参観では絶対見せてもらえない”からくり”も見せてもらえた。ここは、有事の際の出城の機能を持っていて、ふすまの裏に隠し階段があり、天井がスライド式になっている。住職いわく「企業秘密だから写真ダメ」


  ● 岡崎 大樹寺

桶狭間の合戦で今川義元の武将として出陣した家康が織田軍の追撃を恐れ大樹寺に逃げ帰った時、住職に切腹を思い留められ、「戦乱から世の中を救い、平和な時代をつくること」を悟ったといわれる。
家康の遺言で「位牌は大樹寺に」なり、徳川歴代将軍の等身大の位牌が安置されている。「お犬様」と言われた綱吉が
1m24cmの位牌であることから、こうなるべくしてなったのだと参加者皆が感じていた。


その後、岡崎公園の「武士の館家康館」と八丁味噌を見学して帰途につく。
目と鼻の先にある歴史遺産を意外と見落としていると言うか、いつでも行けると思いながらここまで来てしまったと言うか
知らないことが多い。 そういう意味ではきょうはいい機会だった。