ムラ社会と都市型社会

mikawakinta632007-12-18

午後、公民館で会合。
地域のある任意団体の来年度役員の選出が難航している。勿論、立候補するような人はいないし、頼まれれば一肌脱ごうと言うような人もいない。目星しい人に三拝九拝するより仕方ない。
任意団体だから行政区の組長のように順番制にすれば脱退する人が多数出る。この団体、加入者数に応じた補助金が出るから簡単に脱退してもらっては困る。痛し、かゆしである。



よそ者ばかりが集まった新興住宅地では、「畑を耕すのはゴメンだが収穫だけはする」という人が余りにも多い気がする。
これが、昔からこの地に住んでいる人たちの地域だと、長老が采配をふるって役員が決まってゆくらしい。
都市型社会とムラ社会の縮図のようなものだ。どちらにも一長一短ある。



都市型社会では世代が代われば、ボランティアで社会貢献をと言う人も増えるだろうし、ムラ社会でも世代が代われば長老支配も消滅して行くだろう。
この団体の役員選出の仕方一つとっても、世代が代わるつれて社会のしくみも変わって行くことを如実に物語っている。