吾亦紅(われもこう)
吾亦紅(われもこう)
♪マッチすれば おろしが吹いて 線香がやけに つきにくい
さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで
盆の休みに 帰れなかった
(中略)
髪に白髪が 混じり始めても 俺 死ぬまで あなたの子供
きのう、車の運転中ラジオで聞いた。近頃の歌、「乗り」とか「響き」で聴かせるのが多い中、歌詞で聴かせる歌だなぁ〜と思って聞いていていたら、「吾亦紅」と言う歌でこれを作曲した”すぎもとまさし”が今年の紅白に出るそうだ。
亡き母に、今の自分の思いを切々と語る詩がいい。熟年のおじさんは感動する。すぎもとの歌唱も良い。
ラジオのインタビューで自分はこの先紅白に出るなんてあり得ないから、今年一生懸命やる。欲がないと言えばないが、謙虚なところも良い。
吾亦紅(われもこう)、名前は聞いたことがあるがどんな花だったか? ネット検索。秋の高原で咲く、暗赤色の丸い花穂がおもしろい。丸いダンゴのよう。(上の写真)
「吾も亦(また) 紅(くれない)なりと ひそやかに」 高浜虚子
そして、この日の中日朝刊。3月に亡くなった作家城山三郎が7年前に先立たれた妻容子さんの追憶を、深い愛情をこめて描いたエッセー「そうか、もう君はいないのか」が遺稿としてみつかった。と出ていた。
「亭主関白」と威張ってみても、おじさんたちは母に、妻に頭があがらない。