吾亦紅(われもこう)

mikawakinta632007-12-20

              吾亦紅(われもこう)

♪マッチすれば  おろしが吹いて  線香がやけに  つきにくい

 さらさら揺れる  吾亦紅     ふと あなたの  吐息のようで

 盆の休みに   帰れなかった

                (中略)

 髪に白髪が 混じり始めても    俺 死ぬまで  あなたの子供








きのう、車の運転中ラジオで聞いた。近頃の歌、「乗り」とか「響き」で聴かせるのが多い中、歌詞で聴かせる歌だなぁ〜と思って聞いていていたら、「吾亦紅」と言う歌でこれを作曲した”すぎもとまさし”が今年の紅白に出るそうだ。





亡き母に、今の自分の思いを切々と語る詩がいい。熟年のおじさんは感動する。すぎもとの歌唱も良い。 
ラジオのインタビューで自分はこの先紅白に出るなんてあり得ないから、今年一生懸命やる。欲がないと言えばないが、謙虚なところも良い。





吾亦紅(われもこう)、名前は聞いたことがあるがどんな花だったか?  ネット検索。秋の高原で咲く、暗赤色の丸い花穂がおもしろい。丸いダンゴのよう。(上の写真)



「吾も亦(また)  紅(くれない)なりと  ひそやかに」   高浜虚子





そして、この日の中日朝刊。3月に亡くなった作家城山三郎が7年前に先立たれた妻容子さんの追憶を、深い愛情をこめて描いたエッセー「そうか、もう君はいないのか」が遺稿としてみつかった。と出ていた。



「亭主関白」と威張ってみても、おじさんたちは母に、妻に頭があがらない。