クリスマスイブ

               ● サイレントナイト

クリスマスイブ。 朝から長女が来てカミさんと二人で”がぁ〜がぁ〜”と機械の音をたててクリスマスケーキを作っていることとFMラジオでDJ小林克也が歯切れよい口調でクリスマスソング三昧を何時間もぶっとおしでやっていることでクリスマスとは縁のないジジババの家にもクリスマスがやってきた感がある。


夕方作ったケーキを持って長女が帰宅したら、我が家は相も変わらずサイレントナイト。 ジジはパソコン、ババはパッチワークでサイレント。



               ● 和顔愛語(わげん あいご)

年末の大掃除の第一弾で部屋にある額の拭き掃除からはじめた。30年以上も前にどこからかの頂き物の額入り色紙。
30年このかた書いてあることを気にも留めていなかった。きょう、はじめて気がついた。「和顔愛語」と書いてあった。


どこかでこの言葉を見た。そうだ、今読んでいる永六輔の「庭説法」に出ていた。浄土真宗の教えで、善意に満ちたなごやかな笑顔で、愛情をこめてやさしい言葉で相手に接することだそうだ。
向こうから言われない先に、相手の気持ちを察してその望みを満たしてあげること、つまり人間の暖かさ、やさしさ、いたわりが人を動かしてゆくことである。


エスキリストの誕生日に浄土真宗のお話。宗教なんでもありの日本だからええじゃない。「神世界」には疑問アリだが。