福袋セール

mikawakinta632008-01-06

今年もデパートの初売りで新春恒例の福袋セールをテレビのニュースで伝えていた。
今朝の中日新聞のコラム「世談よだん」欄にこんな記事が載っていた。
長蛇の列、売り場に殺到する人波、福袋を手に満足げな客達。映し出されるのは、毎年お決まりの映像と説明である。
今年の福袋セールという社会現象から何を伝えるか。時代の真相を追い求め続けないと、いずれ報道としてのテレビは見捨てられる。


このコラムニスト、テレビのことを心配しておられるようだが、福袋セールが正月の風物詩として定着してきたという表れではないだろうか。真夏の風物詩として道路の「逃げ水」が画面に映し出されるように。


福袋セールで殺到する人波より、あるデパートの福袋の中身が間違っていたことの方が「デパートよ、汝も偽装か」とビッグニュースになっただろうが案外おとなしかった。


福袋セールのニュースとしての取り扱われ方は報道各社、各局にお任せするとして、昨年も今頃ブログに載せた記憶があるが、この福袋セールに群がる人々がどういう動機で群がるのか年金生活者にはわからない。
必要だと思って買うワケでもなし、投資した金が何倍もの価値になったことに喜びを感じるためか?


この人たち、物を買うときの原則「Want」か「Need」かを見極める。このことを知っているか?
どうも「Want」でもなく「Need」でもない購買層のような気がする。
売った側も買った側も喜んでいれば国の経済発展のためによし。 ということか? どうも釈然としない。