まだまだ日本は 大丈夫
若者の道徳心のなさが嘆かれている昨今だが、きのう配信されたメルマガを読んでまだまだ「日本は大丈夫だ」と胸をなでおろした。
群馬県のある中学1年の道徳の授業で「ついで名人」という短い読み物を教材にして生徒に感想文を書かせたことが載っていた。
● 「ついで名人」 (要約)
ある会社のYさんと言う女性。自分の仕事でないのに、ゴミ箱をきれいにすることや、花瓶の水を差したり、書類の棚を整理したりすることを、何かの仕事をしたついでにさりげなく「ひと手間」をかけていた。もちろん、自分がやったということはいったりせずに。
毎日の仕事の中で、Yさんが「ついで」に行った「ひと手間」を積み上げたなら、きっと大きな山になってしまうだろう。「ついで」こそが「ひと手間」の秘訣。Yさんの行動からとても大事なことを教えられた。
● 生徒の感想 (抜粋)
「人の見てないところで、何かいい行いをするのはすごいと思う。僕はまだ「ついで」ができていません。僕もこれから心がけたいと思っています。」 (Mさん)
「私はYさんの行動を見習いたいと思いました。「ついで」の達人は、言われて行動しているのではなく誰かのために気づいたことを自分からできる人だと思いました。たとえ、自分の仕事でなくても、さりげなくこなしてゆくYさんは「感謝されたい」と言う気持ちはないと思います。(Gさん)
「ついでといって、こんなに多くのことをやっているのですごいと思いました。本当ならしなくてもいいことなのに、他人のためにわざわざ時間を削ってまでついでに進んでやるなんてえらいなぁと思いました。」 (Iさん)
他にも多かった感想が「僕もこれから心がけたいとおもっている。」というものだった。
つい、「自分も」と言い出しそうな雰囲気にさせてくれた中学生諸君ありがとう。