雑話 二題

mikawakinta632008-01-22

                    ● ついてない一日

きのうは大寒。心の中までも「おぉ〜さむぅ〜」の一日で、おかげでクマさんの日記も書けず仕舞い。         朝の連ドラ「ちりとてちん」のヒロイン若狭を地で行くようなドジで不器用なおじさんのなんともツイテない一日だった。


朝、グラウンドゴルフのスタート時間に遅れそうになって車のスピードの出しすぎで公園入り口の縁石にタイヤをぶつけた。タイヤが破裂。スペヤータイヤに取り替えるとき、ジャッキのかけ方が悪く車にキズがつく。
グラウンドゴルフでは2ホール連続でダブルスコアのワースト記録。 夜、クマさんの日記を書こうとしても「メンテナンス中」ばかり。 長い人生だモノ、こんなこともあら〜な。

 愛知国際病院 ホスピス


                        ● あるエピソード


一夜明けてきょうのこと。町主催の寿大学で愛知国際病院に行き、理事長の川原啓美(ひろみ)氏の講演を聴いた。
演題は「老いを楽しく生きる」この内容は別に書き留めることにするが、先生がアジアの地域保健に携わる人たちの育成に努められることになるきっかけとなったエピソードに大変感銘を受けた。


30数年前、先生は国際協力でできたネパールの僻地の病院へ外科医として赴任された。ふくらはぎに皮膚がんの腫瘍ができた26歳の4児の母を診察。あまりにも大きな腫瘍で、そこだけを切除しても再発・転移するから右足を切断しなければ
命が危ないと宣告された。 


彼女は貧しい山村で6歳を頭に4人の子供をかかえ家庭を支えていた。足を切断すれば夫や子供たちの足手まといになってしまって、家族の者に申し訳ない。私が命を落とせば新しい奥さんが来て家族の者は幸せになれるから切断はしないで欲しいと懇願したそうだ。 結局、骨まで冒されていた腫瘍の切除をしたという。


このエピソード、「母は強し」の美談だけではすまされない色々な問題について考えさせられる。
例えば、「家族の絆とは」「幸せの国民性」「発展途上国の医療」「発展途上国への援助」など多岐にわたって考えさせられた。