老いのデザイン

mikawakinta632008-01-23

朝から冷たい雨の一日。                                            お江戸では雪が降ったでSNOW。


愛知国際病院の川原先生のきのうの講演「老いを楽しく生きる」だったが、前半のアジアの地域保健活動に関った部分で時間がかかり本題の方が”駆け足”に終わったのが残念だ。
自分はパラパラとめくってみた程度だが、カミさんが読んで本棚にある聖路加病院の日野原重明先生著「生き方上手」と重なるところがあって大変興味があった。
日野原先生97歳、川原先生80歳、両先生とも高齢でありながら未だ現役、終末ケアーの重要性を説いておられる。


川原先生、「老いのデザイン」として4点を挙げておられる。列挙されただけで詳しい説明もなかったので自分なりにデザインしてみた。自分なりの目標と言ったところか。

1.自己像を柔らかく変えてゆく
  肩書き社会で生きてきた自分を肩書きなしで付き合ってゆく社会の人間に変えてゆく。

2.独立と依存のバランスを保つ
  濡れ落ち葉にならない。妻に先立たれて困らないような準備をしておく。

3.居場所と居がい
  趣味を広げること。語り合える仲間をもつ。

4.人間関係の財産をつくる。
  1〜3を通じてのヒューマンネットワークを財産とする。


クマさんお気に入りの詩、ウルマンの「青春」、川原先生も講演の最後に朗読された。

    青春とは人生のある期間ではなく   心の持ち方を云う。

               (中略)

    ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。

    年を重ねただけで人は老いない。 理想を失う時初めて老いる。


※ 上の写真はきょう届いた3冊目のクマさんの日記(一番右黒い表紙、’07年7月〜12月分)