早春賦

きょうの天気は、まさに「早春賦」の世界だった。

暦の上では立春が過ぎ、人々の心の中には春が到来している。それなのに、現実の春はなかなかやって来ない。

                   早春賦

            ♪♪ 春は名のみの風の寒さや 
  
               谷の鶯歌は思へど 
     
               時にあらずと声も立てず 
  
               時にあらずと声も立てず 

 

灰色の雲に覆われ細かい雨が降り出したと思ったら、急に明るくなり柔らかな日が差し込む。             この日差しといっときと比べたら随分遅くなった日没時間にわずかながら春の気配を感じる今日の天気。

       

部屋のシクラメンに差込む日差し  風冷たくとも柔らかな日差しを浴びるさくら草