組織の危機管理

朝から町営グランドで町グラウンドゴルフ協会長杯のグラウンドゴルフ大会。２３０名ほどの出場者。
これだけの大会ともなると上には上がいるものだ。ビギナーでは歯が立たない。(写真は潮岬の椿）

　　　　　　　　　　　　　　　　◆　組織の危機管理

わが老人クラブの会則では（役員の任期）の項で「役員は任期満了であっても、後任者が就任するまではその職務を行う。」と規定している。これは、役員改選時期になって後任人事が決まらず組織が混乱するのを防止するため、後任者が決まるまでは前任者が責任もって職務をしなさいよ。と決めているのである。

年寄りの任意の親睦団体でさえ、組織を維持するための危機管理をこのようにしてきちんとしている。それにひきかえ、日本経済の舵取りをして、グローバル化した経済の中を航海して行く船長ともいえる日銀総裁の人事が政争の具となり空席のままとなっている。

衆参の「ねじれ現象」となった時点でこういう事態はある程度予測できたはずだ。そのときに、日銀法をわが老人クラブの会則ように変えておけば、今のような混乱はなかっただろう。政治のプロたちは政局と選挙ばかりにうつつをぬかしていないで、国民のための危機管理をしっかりして欲しいものだ。