「いい話」
三好丘の緑丘小学校西の桜並木もまだ五分咲き。午後から雨で桜が散らなければと気にかかる。
近頃、よくもまあ毎日、毎日「殺すのは誰でもよかった」殺人事件や、家族を殺害する事件が続くものだ。
「この国いったいどうなっとるんだ」と嘆きたくもなる。そんな中で、きのう配信されたメルマガへの「いい話」の投稿記事は一服の清涼剤ともいえる。
「園児にもらったハンカチ」
一昨年の11月の中ごろの話です。夕方に駅伝の試走でコースを走っていました。後方から保育園のバスが私を追い抜いて行き、私がゴールに決めていたところでとまり、二名の園児が降りてきました。
車で先回りしてくれた付き人とタイムを確認していたら、バスから降りた一人の園児がポケットから「はいっ」と言ってハンカチを差し伸べてくれました。走り終わった後で、額に汗をかいているのがわかったのでしょう。
「ありがとう」とハンカチを貸してもらい、汗を拭くまねをして返しました。まだ疲れている姿を見ると、今度は「だいじょうぶ? がんばってね!」と励ましてくれました。
こんな小さな子に、大きな優しさをもらいました。走らなければ味わえなかったことなので、辛かったけれど、走ってよかったなと思いました。ちっちゃなプチ紳士に出会えました。
(今日の一枚:庭のアネモネ)