緑のかいこ

mikawakinta632008-08-13

おとといの午後、岐阜県の県境に近い瀬戸市のカミさんの実家の墓参り。
昼なお薄暗いような林道は茶色くなった枯葉を敷き詰めた道だ。そんな中で長さ5cmほどの緑色のラグビーボールの形をした異様なものを見つけた。 とりあえず、写真だけは撮っておいた。

カミさん曰く「皇后さまが”緑のかいこ”を紡いでおられるのを何かで読んだ覚えがあるが、これがその”かいこ”でないか?」 帰宅して、ネット検索。


うぅ〜ん、どうもこれはその”緑のかいこ”とやらのようだ。70年近く人間稼業をしてきて、こんなものがあることをはじめて知った。
”緑のかいこ”とは、人の飼育用に品種改良された「かいこ」の野生種の「ヤママユ」のことを言うそうだ。
エサも桑の葉でなくクヌギなどの里山の木の葉を食べるそうだ。


ヤママユと紡いだ絹糸(ネットより)


ヤママユが紡ぐ蚕糸は「かいこ」の紡ぐ絹糸より美しい光沢のある緑色でしわになりにくい性質をもち「繊維のダイヤモンド」と呼ばれるそうだ。
「なつやすみのじゆううけんきゅう」きょうはダイヤモンドの原石をみつけました。


<きょうの一枚>  高砂ゆり   三好丘丘陵地  8月4日

10日ほど前、丘陵地の草むらで咲き始めた「高砂ゆり」。10日後の今では家庭の庭先に、バス通りの歩道の植え込みにといたるところで姿がみられるようになった。これだけ繁殖力が強いと可愛げがない。