９月

９月。「セプテンバーソング」昔はといっても４０〜５０年前は９月になるとかならずこの曲がラジオから流れていた。
たしか、映画「旅愁」の主題歌だったと記憶する。少々、キザな表現をすれば、この曲に耳を傾けながら駆け足で去って行った夏の日を思い出し、なんとなく感傷的気分になっていたものだ。もう、何年この曲を聴いてないだろう。

夏休みだったグラウンドゴルフもきょうから再開。新学期の始まった子供達のようにみんな嬉々としてグラウンドに集合時間より３０分も前から集まる。　日差しは夏だけれど、グラウンドを吹き抜ける風は秋そのものだ。

名古屋での飲み会を終え、地下鉄の駅へ来ると電光ニュースで「福田首相、辞任表明」。つい１０分ほど前まで、口角泡を飛ばし、福田さん任期の終わるまで続くかどうかとやっていたところなのだ。これは、サプライズ、大サプライズだ。

地下鉄に乗っている間中、いろいろな思いがめぐる。１年の間にふたりも船頭さんが、「もう我慢できん、わしゃ知らんあと誰かやってくれ」と投げ出してしまう。われわれ、こんな船に乗っていて大丈夫だろうか？
北京オリンピック男子マラソンで優勝したケニヤのワンジル選手、インタビューで「がまん、がまん」を連発していた。
わが船頭さんたち、ワンジル選手に「がまん」を習ったらいかが？

オヤジさんが首相の座を争う地位にいたり、首相の座に就いていたその倅、ふたりともオヤジの秘書官をやっていただけに
政治の世界の厳しさがわかっていたはずだ。あまりにも甘すぎる。結果的には、政局のプロ小沢さんの術中にはまつてしまったのではないか。小沢さん、今頃ほくそ笑んでいるだろう。

＜きょうの一枚＞　　タマスダレ　　自宅　　　　８月２８日

庭にタマスダレがまったくなくなってしまった。種が縁石の外にこぼれ、歩道と縁石のすきまに入って咲き始めた。
タマスダレの大移動だ。