食育

mikawakinta632008-11-16

「広報みよし」の11/15号に「食育推進計画案」に関する記事が載っていた。特に気に留めることもなかったが、けさ書類を整理していたら去年の11/11付け産経新聞の記事の切抜きが出てきた。見出しは「荒廃一変させたご飯給食」。
1年も前に何となく切り抜いていた新聞記事が目に入って、広報の記事にも関心が高まった。


その「ご飯給食」云々の記事の内容はこうだ。

長野県上田市真田地区では非行少年がバイクを乗り回したりして学校が荒れていた。教育長に着任した大塚貢氏は給食改善に乗り出した。米飯、具だくさんの味噌汁、焼き魚、副菜という和食の献立にした。父母らには「バランスの取れた給食によって、心と身体は育まれる。その土台ができて初めて揺るぎない学力が身につく。」と説得した。


一方で、殺伐とした空間で、心身ともに均衡を失って犯罪に突き進むことから、「花壇作り」をはじめて「安らぐ空間」を作った。和食の給食による「身体つくり」と花壇つくりによる「心の教育」であった。
わずか数年の間に、上田市真田地区の小中学校は非行ゼロ。全国学力テストでは圧倒的多数が全国平均より高い点数をとっている。


三好も上田市の真似をしろというのではない。両者、歴史も違えば社会環境も違う。物事、劇的変化をもたらすには、
”あいつは、気が狂っている”と言われるくらいのリーダーシップで引っ張ってゆく人材がなければ成就できない。
パブリックコメントを求めてそれをまとめるだけくらいの”お役所仕事”では変革にはならない。



<きょうの一枚> 豊田市文化会館前の並木   11月16日

普段は車で通過するだけのこの通り、雨上がりの濡れ落ち葉を踏みしめながら歩くのも時にはよし。風情がある。