異文化探検 インド

mikawakinta632009-02-23

昨夜来の雨も上がりグラウンドゴルフも人工芝の黒笹グラウンドでプレイできた。午後からは光り輝く春の日差しがまぶしい。 悠学カレッジ異文化探検もきょうで最終回。インド。


講師はカルカッタ生まれ、来日15年で流暢な日本語のインド古典舞踊家の小久保シュヴァチャクラバティさん。年は細かい字を見るときにメガネをかけるとこらから大体推定できる。茶の湯をたしなみその所作に芸術を感じ、日本庭園を愛するあたり日本文化に相当造詣が深い。


我々が興味のあるインド特有の身分制度カースト制度に対しての彼女の見解は、最高位のヴァラモン(僧侶)出身だけにうなづける。インドのカースト制度は、ヴァラモン(僧侶)、クシャトリア(王侯・武士)、ヴァイシャ(平民)、スードラ(隷属民)。今のインドでの差別は、日本やアメリカでのそれと同様で日常的にはほとんどない。インドの都市部ではスードラ(隷属民)出身者を一定割合雇用することが義務付けられている。他国の人が、その国でも差別があるのにインドのカースト制度に異常なまでに興味を示すのに不満を持っておられるようだ。


50年以上前の中学生の時、社会の先生がインド人は頭脳が優れていて今に日本以上の工業国になり原爆も持つようになると明言していたのを鮮明に憶えている。原爆は持ったが、工業国は・・・。それを阻んだのはカースト制度ではないかと思うが講師の考え方がわかったのでそれ以上は訊けなかった。


インドの古典舞踊は4〜5千年の歴史があり、巫女のおどりが起源とされている。講師の先生が9つの喜怒哀楽の表情を舞踊で表現するパーフォーマンスをされた。あまりの迫力にカメラのフラッシュを光らせるのが憚れるほどで、ついつい遠慮してしまった。  


<きょうの一枚>  インドのティータイム

茶はダージリンのミルクティー。左の”おむすび”みたいなものは「サモサ」。皮は小麦粉とクーミンでつくる。具はじゃがいもとカレー粉でつくったもの。 あえてネーミングすれば、カレー饅頭。
右のサイコロ状のものは「ソルパプリー」。小麦粉で作ったあまい菓子