ファールボール負傷訴訟

昼間はもう夏の日差し。Ｔシャツ姿が多くなった。ビール片手にナイター観戦に出かけるのに絶好の季節になった。

野球観戦ではファールボールが飛んでくるのはつきもの。ファールボールが当たってケガをしたことが訴訟沙汰になるほど日本も訴訟社会になったものだ。きのうの朝日新聞に載っていた。宮城県の男性がクリネックススタジアム宮城で楽天の試合を観戦中ファールボールが右目に当たり球団と球場を所有する県に４４００万円の訴訟を起こしたそうだ。

いつぞやある大リーグ通がラジオで話していたのを思い出した。アメリカでは「自分の身は自分で守る」このことが徹底しているから観客席に防護ネットのない球場だがファールが当たって訴訟事件になることは皆無に等しい。その代わり、両手を使って食べる日本の弁当のようなものはない。まったく無防備になるから、片手で食べるようなものしか売ってないそうだ.

自分の意思でタバコを吸いながらタバコの害でタバコ会社を訴えるようなアメリカ社会。それが野球観戦でのトラブルは全く別のようだ。西部開拓時代から続く「自分の身は自分で守るために銃の所持さえ許す」文化が根底にあるだろう。様々な分野でグローバルスタンダードが進んでもその国・地域に根ざす文化のスタンダード化なんていうことはそう簡単に出来るものではないことをつくづく感じる。

それにしても、今年のドラゴンズどうなってんの？　ジャイアンツに連敗、横浜は阪神に連勝。横浜と最下位争いじゃないか。

＜きょうの一枚＞　　ジャスミン腐し　　　自宅　　５月９日

３日続いた雨は案の定「卯の花腐し」ならぬ「ジャスミン腐し」だった。純白のウェディングドレスに泥がかかったような
みじめな姿をさらしている。