「白」への疑問

初夏になりウォーキングもサマータイムにした。6時にスタートするとひんやりとした空気で爽快な気分だ。ウォーキング中に見つけた白いチガヤの群生、午前中の野良仕事中に見つけた蔦のヘデラの白い葉っぱ。白いものへのこだわりを感じたヘンな一日だった。


   ●  チガヤ

空き地や土手一面に白い穂といえば秋のススキくらいしか思い浮かばない。ところが初夏のこのごろ、三好丘の丘陵地の土手一面に白銀色の花穂を風に揺らす姿がひときわ目立つ。ススキとは穂の形が違うし、背の高さも違う。

 

家に帰って芹沢先生の図鑑で調べたら「チガヤ」のようだ。花穂が白い綿毛に包まれているから、ススキの穂のように見える。チガヤもススキもどちらもイネ科でチガヤ属とススキ属の違い。チガヤは初夏に穂を出し、ススキは秋に。ただ、それだけのことだ。「白い穂」は秋という思い込みがあるから疑問が出てきただけのことだ。なぁ〜んだ、そんなことか。



   ●  蔦 ヘデラ カナリエンシス

西側の斜面の雑草対策に蔦が這わせてある。名前を知らなかったのでネットで調べたら、「ヘデラ カナリエンシス」というそうだ。単身赴任中にカミさんがやったことで最初どれくらい植えたのか知らないが、今3m四方くらいに広がっている。

                   

花が咲く訳でもないのでこの10年ほどまったく無関心でいた。きょう、ドクダミの花を摘んでいるとき気がついた。
この蔦の葉っぱは緑色だけのものもあれば、”半夏生”のようにマダラのものもある。ところが、白一色のものが混じっていた。


植物にも先天性色素欠乏症アルビノがあるだろうか? それともこういう種類のものだろうか?こちらの疑問はなぁ〜んだ、という訳には行かなかった。