あげること、もらうこと
きょうから6月。電車で名古屋へ出かけたら、白いセーラー服、白いワイシャツ姿の高校生がやたらと目に付く。今日から衣替えだ。梅雨も近い。そろそろタマネギ、ジャガイモの収穫時期だ。
きのうの”ひだまり喫茶”の雑談の中で人に物を贈ることの難しさについて話の花が咲いた。ある人曰く。病気をして禁酒している時に酒が送られて来たので、仕方なく友人知人に配った。その酒をくれた人にも、お返しの品を贈った。結果、自分の手元には何も残らず、金だけが減った。バカげた話だと半ば憤慨していた。
実は、自分も案外こういうことを他人にしているのでは・・・。気を遣ったつもりで商品券にして、果たして誠意が通じたものかと心配したり・・・・。人に物を贈ることは本当に難しい。
ヤマボウシ 緑化センター
先日配信されたメルマガに高野山の管長が体験された話が載っていた。管長が仲間とネパール訪れた時の話。木陰で弁当を食べていると貧しい子供達が寄ってきて、食べ残しをもらっていた。ネパール人のガイドが飛んできて子供達から弁当を取り上げてしまった。
そして、そのガイドはみんなの残飯を布の上に広げて、子供達に平等に渡るように分配した。日本人の食べ残しをねだってもらって食べる。それがどれほど、ネパールの子供達にとって心を痛めることか。同じものでも、同じネパール人の手から分け与えられれば、彼らのプライドを傷つけないですむ。
相手が一番欲しがっているものを、相手の気持ちになって贈るのが布施というもの。自分の要らないものを、他に与えて満足する。それは相手のプライドを傷つけることにもなる。
さすが、仏に仕える管長、うまいことおっしゃると感心した.
ブラシの木 緑化センター
<きょうの一枚> コンサート 5月31日 黒笹カーデン
駆け出しのプロバイオリニストの隣の家の息子さんのコンサートがきのうの午後黒笹のカーデンであった。ホールいっぱい100人以上が集まった。近所の3家庭で何を贈ったらと思案の末、相手の気持ちになって一抱えもあるような胡蝶蘭を連名で贈った。喜んでもらえたと思う。
胡蝶蘭 ネットより