夏近し

きのうに引き続き蒸し暑い一日。どんよりとした雲間から時折薄日が漏れてくる早朝の田んぼ道。田植えが終わったのはつい先だってだと思っていたが、稲の苗はすくすくと育っている。昔だったら、そろそろ田の草取りが始まるだろう。農薬が進んだ今でも田の草取りってあるだろうか? 子供の頃、おふくろが田舎の親戚でいつも米をもらうからといって農繁期には手伝いに行っていた。夏の田の草取りほどしんどい仕事はないといっていた。


昼間は蒸し暑いが、きょうも明け方には青い稲の葉を揺らして涼しい風が吹く三好丘の田んぼ道。青田と農道を挟んだ東側の休耕田の奥まった場所に農業用水が引かれる以前にため池として利用していただろうと思われる小さな湿地がある。そこには蒲の穂が林立している。フランクフルトソーセージも大きくなり壮観だ。青田といい蒲の穂といい農道の景色はすっかり夏近しの景色だ。

 


フラワーガーデンがキッチンガーデンと化した感の庭に十六ささげに花が咲き実がつきはじめた。先日、モロッコエンドウやツタンカーメン豆がブログに登場したついでにきょうは十六ささげの出番だ。

 

十六ささげ、東海地方特に岐阜県の特産品だといつぞやネットで見た記憶がある。岐阜県を代表する地方銀行十六銀行だがまさか関係ないだろう?


青田に稲穂がつき、蒲の穂がさらに大きなソーセージになり、毎朝十六ささげのスダレができている頃になるとかんかん照り、炎天となるだろう。