映画「剣岳 点の記」
降ったりやんだりの典型的な梅雨空の一日。何も予定もない。この天気では野良仕事も出来ない。こういう日こそ、かねてより見たいと思っていた映画「剣岳 点の記」に行くチャンス。
ガキ仲間のブログでは先月の下旬からこの映画のことで盛り上がっていたし、はてなのブログでも先日Pさんが感想をカキコされていた。2日前の自分の日記に大雪山系の遭難事故に絡めて新田次郎の著書「八甲田山 死の彷徨」と重なるところがあるカキコをした。そんな関係でこの映画の原作は同じく新田次郎であることからきょうはどうしても行きたかった。
7〜8人のブログのカキコを読んで大体のストーリー、見どころはわかっていた。自分の感想も大方の見方と大差なかった。ストーリーに大きな起伏があるでもなし、派手なアクションがあるでもなし。それでも心に残る映画だった。それというのは、絵にこだわって作っただけに山の景色の素晴らしさであり、香川照之の演技の素晴らしさだったであろうことはいうまでもない。
「人がどう評価しようとも、何をしたかでなく何のためにそれをしたかが大事。悔いなくやり遂げることが大事」主人公がこういう信念で未登頂の剣岳に登って測量を行い地図を作ろうとする。この映画を作るに当たっても、監督を頂点にスタッフ、キャスト全員が主人公の信念と同じ気持ちになって取り組んだ結果がわれわれの心に響くものがあったということではないだろうか。
<きょうの一枚> フヨウ 三好丘農家 7月20日
先日のアオイ科の似たもの同士で農家の庭先に咲いているフヨウを無断で写真を撮れなかった。きのうは人がいたので断って赤いフヨウを撮ることができた。花弁の直径は20cm以上ある。