高校野球

「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」平安の昔の人は、夏本番の暑さの中でちょっとした秋の気配に気づいてちゃんとそれを楽しんでいた。そんな繊細な神経を持ち合わせていないクマさんでも立秋から2週間も経てばウォーキング中に五感で秋の気配を感じる頃になった。

 
             いづれの写真もきょう三好丘で


これが終わると夏が終わったと毎年感じるのが高校野球。それもきょうが準々決勝であさってで終わる。もうそんな時期になった。きょうの準々決勝、第1試合が県岐商、第2試合が中京と地元勢が出場、どちらも勝って準決勝に進んだ。きょうはかつて経験したことのない野球のテレビ観戦三昧。昼間は高校野球2試合、夜はドラゴンズ。


高校野球は地元を応援することは勿論だけれど、ふるさとの出場校も気にかかる。新聞の地方版では予選から詳しく報じられるがふるさとから離れると動向を知るのに難儀する。スポーツ欄で豆粒ほどの字の結果を見るのだ。東京でも金沢でも大阪でもそうしたのだった。そして、何年も暮らして第2、第3、第4のふるさととなった地の高校野球の結果も気になり、年齢を重ねるごとにスポーツ欄の豆粒ほどの結果を見る県の数が増えるようになった。


ところで、今年の高校野球はひょっとするとふるさと岐阜県県岐商と地元愛知県の中京大中京が決勝戦で対戦する可能性が出てきた。そうなったら、どちらを応援しようか? 生みの母をとるか育ての母をとるか迷うようなものだ。