ネット過信の危うさ

朝晩はめっきり涼しくなりけさのウォーキングは長袖のシャツを着込むほどだ。長袖を着込んでのウォーキング中、きのう珍種の花ミョウガとやらを発見した畑に珍しく農家の方が来ていた。きのう無断で写真を撮らせてもらったことを詫び、珍しい花ミョウガなんてどういうワケで作っているかと尋ねた。


その答えはこうだ。これは、花ミョウガではなくジンジャーという。花の香りがいいので切花にしている。花は一日花で夕方に開き強い香りを出して蛾を寄せ付ける。今は白だけ咲いているがもう少しすると黄色も咲く。葉っぱが確かにミョウガに似ているが、むしろカンナの葉の方に似ている。 この答えを聞いてクマさん、またフライングかとがっかり。花ミョウガなんてよくわかったとカミさんを褒めて損をした。

 
  きのう撮ったジンジャー      ネットに出ていたジンジャー


ネットでジンジャーを検索すると間違いない。栽培している人がいうのだから間違う筈がない。別名花縮砂(はなしゅくしゃ)。白いユリのような色の花の様子から「ジンジャーリリー」と呼ばれ「ジンジャー」に短縮されたそうだ。8月25日の誕生日の花と出ていた。きょうではないか。これも何かの縁だろう。


ところで凡人はとかく活字にされている文章だとかインターネットで検索したものに絶大な信頼を寄せ勝ちでそういうものには弱い。ネットで検索したものがすべて学術的に権威のあるものでもなく素人のお遊び半分で書いたものが大半だろう。


今回のフライングも花ミョウガで検索して数箇所のホームページが赤い花を掲載していた。唯一赤い花のものの亜種で白い花のものがあると写真入りで一般の人のホームページがあった。その人はクマさんと同様ジンジャーの存在を知らずに書いていたと思う。ネットは正しいと信じてそれに飛びついたクマさんの浅はかさ。 活字・ネットの過信はイカン。