夏から秋への野の花

朝晩は涼しくても日中野良仕事をしている背中に照りつける日差しは真夏そのものの感じだった。夏から秋への曲がり角のきょうこの頃、雑草地で見かける草花も引退間近を漂わせるものもあれば、これからがオラの季節と元気はつらつのものある。その名前を調べるのにも芹沢先生の「夏の図鑑」を見たり「秋の図鑑」を見たりで忙しい。


 
オシロイバナ(夏の図鑑)       アメリアサガオ(秋の図鑑)

   ■ オシロイバナ

   夏の夕方から夜にかけて、その色・香で昆虫を誘惑するオシロイバナ。早朝のウォーキングの時間はまだ看板を出し   て営業中だ。黄色もあるそうだが見たことがない。実の中が”おしろい”のようだからこの名前がついたそうだ。

   ■ アメリアサガオ

   庭に咲くアサガオは夏の風物詩だが、野に咲くアサガオは秋のもののようだ。荒地や雑草地に群生している。花はア   サガオより小さく直径5cmくらい。葉はまるい。午後も咲き続ける。



     
アメリアサガオヨウシュヤマゴボウ       ヨウシュヤマゴボウ

   ■ ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)

   立秋を過ぎた頃からあちこちの荒地や雑草地で紅紫の茎、黒紫の実が色鮮やかになってきた。茎は2mくらいになっ   ている。ヤマゴボウといっても根は毒らしい。


休耕田のヒマワリも最近ぐったりと頭をもたげていると思っていたら、ここ1〜2日の間にすっかり刈り取られ、蓮の花も終わって花托が蜂の巣みたいの姿になってすっかり夏の終わりを感じさせる。一方柿畑や栗畑では秋の気配を感じさせる。
三好丘の丘陵地は夏から秋へと衣替えが進んでいる。