天高く馬肥ゆる秋

mikawakinta632009-10-17


ここ2〜3日の「天高く馬肥ゆる秋」とはほど遠い少々肌寒く時折小雨のパラつくどんよりとした天気の一日。
朝のラジオの番組、「お天気歳時記」で「天高く馬肥ゆる秋」というのは現在では「豊穣の秋」とか「食欲の秋」を彷彿とさせる言葉として使われているが元々は中国から伝わった故事で今私達が使っている意味とは全く違っている。そうだ。
どう違うかの説明がよく聞き取れなかったのでネットで調べてみた。


大昔、中国北西部の農村では収穫期の作物を狙って騎馬民族が村を襲っていた。そのため農民は夏の間の放牧で馬がすくすくと肥えてくる頃、そして青空が澄み渡り高く感じられるようになった頃を騎馬民族がやって来る頃だから注意しようという気持ちを込めて「天高く馬肥ゆる秋」と言ったそうだ。


異民族への警戒の故事を秋の素晴らしさを象徴する言葉に変えてしまった日本はのどかな平和な国かもしれない。良く言えばノーベル平和賞モン、悪く言えば平和ボケともいえるかもしれない。



<きょうの一枚> クサい飯  名古屋刑務所  10月17日

今年も刑務所で「矯正展」がはじまった。明日までの2日間。毎年、行列ができるのは受刑者が食べるのと同じパンの販売。今年は、パンでなく「クサい飯」。写真手前左が麦飯、右がカレー。これで〆て500円。これは、ちょっと高い。
消費者は賢い。昼飯時というのに行列がない。法務省直営から民間委託したおかげで(このクサい飯のブースに㈱○○○と看板が出ていたからおそらくそうだろう)カタギの者にとばっちりが来ただろう。