小原の四季桜

週間天気予報をみると今週は水、木とお日様マークが出ているだけであとは曇りと傘マークばかり。立冬を過ぎ、11月の長雨を「さざんか梅雨」というそうだ。秋と冬を分ける雨だ。きょうは、そんな肌寒い雨の一日。家の中の片付け仕事がはかどる一日だ。


きょうの雨を予想してきのうは午前中畑仕事、午後は小原の四季桜見物に。中日の朝刊に写真が載っていたせいか平日というのに凄い人出。大渋滞で普段40分くらいで行けるのに2時間もかかった。帰り道は夕暮れ。

        


春の桜、秋の紅葉は日本列島を彩る華やかな姿。これが同時に自然の姿のまま眺められるとは何と贅沢なことだ。
「みわたせば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」(藤原定家)見渡したところ、春の花も秋の紅葉も美しくて趣のあるものは何ひとつない。ただあるものは、海岸の漁師の小屋だけの寂しい秋の夕暮れの景色だけ。と詠った藤原定家さんに見せてやりたい景色だ。


予想外の人出のためだろう。居並ぶ屋台も「へぼめし 完売」「五平餅 完売」の貼紙ばかりがやたらと目に付く寂しい秋の夕暮れの景色でした。