にせ物の足

mikawakinta632009-12-10

日中は薄日も差しなんとか天気がもった。夜は雨だろう。きのう植えたタマネギが水を待っている。

「私は、生まれつき左足がなくて、義足をつけています」。こんな書き出しの小学4年生の少女の作文が、きょうの読売朝刊に載っていた。内閣府の「心の輪を広げる体験作文」で、総理大臣賞に選ばれた熊本県の小学4年藤崎未夏(みか)さんの作文の要旨。


その子は生まれつき左足がなく義足をつけている。運動会の練習の時、1年生から「にせ物の足だ」と言われても堂々としていられずただ我慢をしていた。担任の先生に相談して3人の友達と一緒に1年生に足のことを話しに行くことにした。
1年生の前で義足をはずし話をしたら熱心に聞いてくれた。そして、質問も受けた。


いやだったこと、分かって欲しかったことなど自分の気持ちを伝えられ、これからは「にせ物の足」と言われないと思うと「ホッ」とした。「先生や友達から勇気をもらって、これからもどうどうと自分の気持ちを伝えたい。」と結ばれた作文は、読む側にも勇気を与えてくれる。



<きょうの一枚> さざんかの垣根  12月10日  自宅 

オクテのウチの垣根のサザンカもようやく咲きはじめた。咲いてくれるはいいが、毎日の花びら拾いが大変だ。

      「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」  高浜虚子