福袋

朝の天気予報できょうの最高気温が２桁になると聞くとほっとする。寒さに馴らされた身にはきょうのような風のない穏やかな日が嬉しい。グラウンドゴルフもコートを脱いで身軽になってのプレイだ。

年末から年始にかけてデパートの商戦で異変が起こっていた。本来年の初めに売り出す「福袋」が年末から売り出され「福袋」商戦は過熱する一方のようだ。さながら、デパートの花形商品は「福袋」となったみたいだ。生活と文化をつなぎ、「夢の売り場」のはずのデパートがいまや「福袋」が主力商品とは寂しい話だ。

「ものづくり大国日本」とか「内需喚起」といわれて久しい。従来からのモノを言われたとおりに作っているだけでは、「内需喚起」にはならない。消費者が望んでいるモノを作り出して、売ってこそ「内需喚起」になるのだ。在庫品整理の「福袋」が隆盛をきわめている間は「ものづくり大国日本」の将来は危うい。

消費者が望んでいる商品を作り出す”遊び心””独創性”が勤勉な日本人には欠けていると思う。「福袋」を花形商品の座から蹴落とす勢いが日本の成長戦略に必要だろう。

＜きょうの一枚＞　梅の一種？　　　　　　　　　　１月１８日　　知人宅

ウォーキングの途中立ち寄った知人宅。枯れ木、枯れ草花ばかりの庭でひときわ目立つ植木鉢がひとつ。名前を忘れたが
梅の一種らしい。高さ５０〜６０ｃｍ。ヘクソカズラの花を一回り大きくしたような花がいっぱい咲いている。