古賀政男の世界 リサイタル

mikawakinta632010-01-24

穏やかな冬晴れの一日。午後、豊田のコンサートホール。藍川由美の「日本の歌」シリーズ古賀政男の世界を聴きに行く。
中年以上のおじさん、おばさんで満席。藍川由美さんは天皇即位10年奉祝記念式典で国歌斉唱をしたソプラノ歌手。
リサイタル活動のほかに楽譜の校訂や日本の歌に関する著作を発表している。伴奏は交響楽団で活躍しているヴァイオリン2人、マンドリン、ギターの計4人。


古賀政男のメロディーをクラシックで聴くというユニークな企画。古賀メロディーに欠かせないギターとマンドリンが雰囲気を盛り上げる。「悲しい酒」をいくら声楽を勉強して天皇陛下の前で国歌を斉唱したソプラノ歌手が歌っても美空ひばりにはかなわない。聴く者の心への響き方がまるで違う。サッカー選手がラグビーをするようなものだ。


アンコールで「東京ラプソディー」を聴衆も一緒になって合唱。その感動の余韻を引きずって帰宅、テレビのBS日本の歌で「サーカスの唄」をやっていた。会場で聴いた歌だ。古賀メロディーは会話の少ない夫婦に共通の話題を提供してくれた。