韓国の入試地獄

mikawakinta632010-01-30

風は穏やかで日差しに温もりを感じる春のような陽気。地域の人たちと観光バスで伊勢神宮初詣。コートをバスに置いたままで内宮参拝するほどの暖かな日。宮参りというよりむしろご近所さんがわいわいがやがやと買い物ツアーに行くようなものだ。 庶民のささやかな楽しみだ。


きのうの悠学カレッジ「韓国の今を知る」は入試地獄。

● 入試地獄の実態                                                大学受験生は夜中の2時、3時まで塾で勉強。朝、6時半ころ登校。 成績を悲観して2ヶ月に3人の割合で自殺者が  出ている。

● こうなった背景                                                中世の時代から官僚になることが名誉・富・権力を持つ成功者として憧れられた。朝鮮戦争後李大統領時代に国民の進  む道は勉学しかなく国も教育に力を入れた。次の朴大統領時代の60年代から80年代に教育を通して短期間に先進工  業国となり官僚、財閥企業は学歴・学閥社会を形成した。

● 試行錯誤の入試制度改革
  塾の禁止、補習授業の禁止、公務員試験に出身校不記入など1945年以降4年に一度の割で制度改革を行なっている  が今だ決め手になってない。

自分の受験勉強時代に「四当五落」(睡眠時間が4時間なら合格、5時間なら不合格)という言葉があったのを思い出していたら、これと同じ言葉が韓国にもあると先生が話していた。国それぞれに文化が異なるから一概には言えないが、国民の価値観が多様化しない限り入試地獄は続くだろう。


<きょうの一枚> おかげ横丁の賑わい  1月30日

1月も明日でおわりというのに初詣客で大賑わいのおかげ横丁。肩と肩が触れ合わなければ進めないほどの賑わい。
赤福の店は買い求める客が長蛇の列。消費不況とはどこの国のことかと思わず考え込んでしまう。