和を以って貴しと為す
朝のうちの雨もお昼前には春の日差しに変わった。まだ雨の降ってる間に五輪スピードスケート女子団体追い抜き決勝。なんと100分の2秒差で金メダルを逃したが日本に3個目の銀メダルをもたらした。
前回のトリノ大会から正式種目になったこの競技、テレビで見るのは初めてだった。3人でチームを組み、風の抵抗で消耗の激しい先頭を交代しながら滑り最後尾の選手がゴールしたタイムの速い方が勝ちになる。選手個々の実力もさることながらチームワークの巧拙が勝負を左右する競技だろう。チームワークのうまさがメダルをもたらしたといえば、北京五輪陸上男子4×100mリレーもそうだろう。
聖徳太子が17条の憲法で言う「和(やわらぎ)を以って貴しと為す」。穏やかで柔軟な姿勢でみんなが接すれば、その心がバラバラになることなく物事が運ばれる。そんなことを云っていると思うが、日本人は聖徳太子の時代からのDNAが受け継がれているのではないだろうか。
スケートにしても陸上にしても個々の選手の実力を比較したら日本人の方が劣っているがチームとして戦うとチームワークで相手を上回る結果が出る。これが日本人のよさだろう。
<きょうの一枚> サクランボの花 三好丘 2月28日
家庭菜園の土手に2本あるサクランボの木。もう花が咲きはじめた。5月に入り赤い実がなるとあっという間に鳥に食い尽くされる。サクランボの花は桜より半月ほど先に咲くといわれる。そういえば、あすからは3月。桜が咲くのももうすぐだ。