サイパン テニアン
常夏の島から帰ったらこの寒さ。身にこたえる。きょうからセ・リーグも開幕。わがドラゴンズ、開幕の広島戦和田のソロ一発だけで１−３の負け。このところの天気のようにお寒いかぎりだ。本格的な春が待ち遠しい。
２１日からサイパン、テニアンへ行ってきた。サイパンは４度目だがいつもゴルフばかりで島内観光やテニアンまで渡ることもなかったので、今回はゆっくりまわってきた。感じたことが二つ。
● 著しい中国・韓国の進出
一番最初に訪れたのは今から２６〜７年前。名古屋からの便はなく成田からだった。サイパン島にはまだ道路に信号が一つもなかった。今では中心部には高層ホテルが立ち並び車があふれている。かつて訪れた時はいつも同じホテル。今回も１０数年ぶりにそのホテルに泊まった。なんと、経営が中国資本の手にわたっていた。テニアンでカジノのある超豪華ホテルに立ち寄ったが、これも中国資本。テニアンへ訪れる観光客は中国人が一番多いとガイドさんは云っていた。
空港、ホテル、レストランなどの電化製品に「サムスン」の製品がやたら目に付く。それもそのはず。先日もテレビの番組で云っていた。韓国のサムスン１社の利益が日本の全電気メーカーの利益の合計より多いと。日本も政治が内向きの党内抗争ばかりしている間に発展途上国といわれている中国、韓国にどんどん追いつかれている。
テニアンには米軍が日本軍を追い出し接収した４本の滑走路の空軍基地跡がある。その滑走路はまだ残っている。実際、車で走ってみた。当然、そのままでは使えないが・・・。難しいことは分からないが、海兵隊の訓練はテニアンで、守備隊は大陸や半島の喉元にいなければならないから、沖縄でと機能分担するようなことはできないだろうか？防衛大臣も外務大臣も視察してないようなジャングルの中の滑走路を見てそんなことを感じた。
滑走路の端に５０ｍ位の間隔で二つのピット（深さ３ｍくらいのコンクリート製の穴）がある。一基は広島もう一基は長崎に投下した原爆をＢ−２９に搭載したピット。防弾ガラスの覆いが被せてある。
＜きょうの一枚＞ 南洋桜 ３月２３日 サイパン島
２１日の朝のウォーキングの時一輪も咲いてなかった四つ池の桜も、けさ歩いてみるとチラホラ咲き始めている。同じように、南洋サイパンでも「南洋桜」が咲き始めていた。
ミクロネシアの島々は戦前、南洋群島と言って日本に統治されていた。多くの日本人が移り住んでサトウキビの栽培などに
携わっていた。故郷日本を懐かしみフレームツリー（火炎樹）、日本名「鳳凰木」を「南洋桜」と呼んだそうだ。４、５月からオレンジ色の花びらが彩り始める。
