後味悪いガイドの発言
青空、だが何と風の冷たい春の日のことか。あと5日もすれば4月というのに。恒例のひだまり喫茶でみっちり1時間のストレッチ体操。体が軽くなった感じだ。
テニアン島の観光でどうしても書き留めておきたいことがもうひとつあった。テニアン島はサイパンから南へ5kmの島。最近フェリーがなくなり6人乗りセスナ機で渡る。10分ほどで渡れる。現地のツアーガイドが自家用車で案内してくれる。ジャングルの中まで入るのでバスは入れない。このツアーガイドは60歳前後の日本人男性。正確に言えば鹿児島生まれの米国籍。グリーンカードを取得して米国市民権を得たおじさん。
B−29が原爆を搭載したピットを見学したときこんなことを語った。
広島と長崎の原爆により日本は本来ならもっと長引く戦争から早く解放された。そして、朝鮮のように分断国家にならなくてすんだ。と。生粋の米国人が戦勝国の論理で語るのなら、そんなものかと不承不承ながら悔しさをかみしめる。ところが、彼は米国の市民権を持っているからと言って米国人ズラをして同胞に向かってそこまで言わなくてもいいものをと思いながら後味の悪いテニアンツアーだった。
ハイビスカス、ブーゲンビリアと並んで南国の代表的な花。フラダンスなどで首にかける「レイ」はこのプルメリアでつくる。ものすごくいい匂い。サイパン、テニアンのいたるところで咲いている。