己を守る

mikawakinta632010-03-28

日差しはないが風もなく穏やかな日。四つ池の桜もチラホラ咲きはじめた。農道の土手ではあちこちでスミレが顔を出している。野はようやく春景色。野を歩く人は相変わらずの冬装束。桜の満開そして冬装束を脱ぎ捨てるようになるには、いい加減に北風から「太陽」に選手交代だ。

 



きのうの土曜日の中日新聞豊田版、豊田署管内の1〜2月の犯罪件数は県内署別で最多、そして三好丘では一晩で10台以上のカーナビが盗まれたケースもあったと出ていた。そんな記事に呼応するかのように、きのう地域の自主防犯クラブの全体集会を開いた。50数名の会員のうち37名の出席だった。みんなの思いは「自分たちの地域は自分たちで守ろう」だった。


旅行中にたまった新聞を読んでいたら海の向こうでは「自分の面倒は自分でみる。」と叫んでいる人たちがいた。これは米議会で可決された医療保険改革法案に対する保守系市民のブーイング。米国では公的な医療保険に入れるのは高齢者と低所得者だけ。国民の三分の二は民間の保険に加入することになっているが、4600万人が無保険だそうだ。そこで、オバマ大統領が公的保険の対象となってない人たちが民間の保険に入りやすくする制度を打ち出したことに対して”保険料が上がる”ことや”国家権力が家庭生活の中へ入り込む”ことへのブーイング。日米双方異質の事柄ではあるが「己を守る」ことに随分と文化の違いを感じる。


<きょうの一枚>  自主防犯クラブ全体集会   3月27日