各国のコインがたまって思ったこと

雨の金曜日以来土・日と好天続き。野良仕事もはかどる。母の日のきょう、ふたりの孫がウチに来る予定だったがひとりがカゼをひいたため中止で静かな一日。


今回訪ねた欧州4ヶ国でドイツとフランスの通貨はユーロ、スイスはスイスフラン、イギリスはポンドだった。予めユーロとポンドは両替していった。スイスではユーロの札を出すとスイスフランのコインで釣りをくれた。帰国する頃になるとそれぞれの通貨のコインばかりたまり、なかなか見分けがつかずほとんど持ち帰った。

 
SAコンビニの店内は日常見かける風景だが外では薪やプロパンガスを売っている


 サービスエリアや観光地のトイレは有料が多くどの硬貨で入れるのか神経を使った。トイレの入り口に人が立って徴収している所はまだいいが、サービスエリアのコンビニに併設しているトイレはコインを入れるとバーが開いてレシートが出てくるシステム。人がいないのでもたもたしていると行列ができてしまう。コンビニで買い物をする時その出てきたレシートを出すとわずかな金額だが割り引いてくれる。女性は割り引いてくれるからといってトイレの後に買う必要のないものまで買っている人が多い様だ。

     
    SAの脇では馬の放牧、後ろにはエッソのスタンドとコンビニ
       オーストリアとスイスの国境近くのSA


世界で最も安定した通貨といわれるスイスフランを持つスイスがEUに加盟しないのはわかるが、イギリスやデンマークのようにEUに加盟していてもユーロを自国の通貨にしてない国がどうしてあるのか、最近起きているギリシャ金融危機でそのワケが素人なりに分かったような気がする。


つまり、経済規模、社会保障制度、財政制度などが違う国が統一通貨を使えば矛盾が起きるのは当然のことでないか。富める国の国民にしてみれば自分の税金がギリシャのような国家基盤の弱い国の救済に使われるのはおもしろくないからEUには加盟しても通貨統合には加盟しないということだろう。自立心のあるスイスなどはEUにも加盟しない。平成の大合併で「みよし」は豊田と合併しなかった。これに似ている。


コインがたくさん溜まったことから、今起きているギリシャ金融危機問題を素人なりに考えさせてもらった。