スイス初日ユングフラウ

きのうからの雨も上がり少々風は強いが爽やかな青空の一日。予報ではあすは寒くなるとか。八十八夜も過ぎたというのに
まだこんなことかいなと言いたくもなる。


さて、欧州旅行のスイスはアルプス観光のハイライト、ユングフラウやアイガーに登る人たちの基地でもあるインターラーケンから始まった。ドイツでの2日間があまりにも天気が良すぎたせいかスイスに入った途端に雲行きがあやしくなり、雨こそ降ってないがインターラーケンからの眺望は視界ゼロ。

インターラーケンの町並


バスで約1時間。標高1034mのグリンデルワルトの村に着く。ここはアイガー北壁をはじめ4千m級の山々の麓で、牧場が広がる風景はすばらしい。登山電車の駅前には日本語観光案内所の看板がでている建物がある。目の前にアルプスの少女ハイジが今にも出てきそうな風景の中に日本語の看板が出てくるのは何とも興醒めだ。

       
         グリンデルワルト 牧場のある風景

 
          グリンデルワルトからアイガーを望む風景


登山電車は途中標高2061mのクライネシャイデックで乗り換え、約1時間半で標高3454mのユングフラウヨッホに着く。富士山に登ったことがないから地に足をつけた生涯最高地点だ。登山電車はトンネル内の2ヶ所の駅で5分ほど下車して岩をくりぬいた展望台から外を眺めるサービスをしてくれるが、残念ながらガスがかかって何も見えない。

 
  標高3454mユングフラウヨッホ駅          登山電車


標高3454mのユングフラウヨッホの駅はアルプスのどてっ腹をくりぬいて何層にもなってエレベーターで移動する。まるで地下の要塞のようだ。中に氷の宮殿などもある。正直なところ、この標高で移動すると高山病のような状態で頭がボォーとして余り記憶がない。ユングフラウの姿も雲の切れ間にチラっと見えた程度だ。


雲の切れ目からわずかに姿を現したユングフラウ

 
       プラトー                 氷の宮殿


登山電車の乗換駅クライネシャイデック(標高2061m)で遅い昼食。料理はアルペンマカロニだったようだがどんなものだったか記憶にない。どうも高山病は人の記憶まで減退させるようだ。下界に下りてスイス2日目の宿泊地ツェルマットまでバスを走らせること3時間、その後は電気自動車以外乗り入れ禁止のため電車で30分。世界でも有数のアルペンリゾート、ツェルマットに到着。