スイス2日目 マッターホルン
きのうに引き続き青空だけど強い風。グラウンドゴルフをしていても再三帽子を飛ばされる始末。5月も半ばというのに志賀高原では30cmもの積雪だとのニュース。
ユングフラウの山麓からスイス2日目の宿泊地ツェルマットへ行く途中に「カートレイン」、つまり観光バスごと貨車に載って移動する列車を初体験。カーフェリーの列車版だ。カーフェリーは乗客はバスから降りるが、カートレインはバスに乗ったまま。鉄道のトンネルはあるが、道路はカンデルシュテーグ駅でストップ。そこで、鉄道を利用してトンネルをくぐるわけだ。一説によると、軍事上の重要地で新たに道路をつくることが出来ないための措置とのこと。所要時間約20分、ほとんどがトンネル。バスの貨車への出し入れは神業的。左右10cmくらいしか隙間がない。乗客全員、運転手に大拍手。
フェリー乗り場を思わせる駅の車待機場 中型トラックでこの隙間、バスにおいておや・・・
ツェルマットは世界的な名峰マッターホルンの麓にある標高1620mの村。環境を重視して村の中は電気自動車しか走れない。バスを手前の村テーシュで降りてツェルマツトとの間のシャトル電車に乗って村に入る。村の中のホテルもほとんどがロッジ風でのどかな雰囲気と新鮮な空気があふれていると言った感じだ。
マッターホルンへの登山電車は標高1620mのツェルマット駅から約30分で標高3100mのゴルナーグラート駅に着く。展望台から本来ならマッターホルンなど4千m級の山々が一望できるはずだが・・・そこは、山の天気。たとえ、カネと健康に許されて再び訪れることが出来ても天気がいいという保障はない。きのうのユングフラウも姿を拝めずだった。なんとかして今4千m級の山々を見て行きたい。祈るような気持ちだった。添乗員さんも滞在時間を延長してくれた。
ほんのちょっとした晴れ間に展望台の眼下にゴルナー氷河の造形美が広がった。そして、登山電車で下山中マッターホルンの雄姿にちらっとお目にかかることが出来た。