パリ市内観光

18日と19日は毎年5月恒例の「いとこ会」。30年以上前から続いており、毎年関東、関西で輪番で開いていたがメンバーが高齢になり平均年齢が75歳以上になっていることから昨年から東京、大阪、金沢から一番集まりやすい犬山で開くのを定例化した。一番若い自分がリタイヤーしてからは万年幹事になってしまった。今年は9名が参加。


物事、始めるのは”勢い”でなんとか始められてもやめる時が難しい。年々参加者が少なくなってきても「やめる」ことはなかなか言い出しにくい。そこで、幹事として提案した。「毎年3月に幹事が呼びかけて参加者が9名より少なかったらその年は中止とする。中止が3年続いたら会は解散する。」こんなことでワイワイガヤガヤやっているかと思えば、つれあいの看護で出席できなくなっているメンバーが4人も5人もいる。この会の中で高齢化社会の光と影を見るような思いだ。


パリのマロニエの並木     マロニエ:日本でいうトチノキにそっくり


さて、欧州旅行もパリ滞在2日目。ルーブル美術館と市内観光をしてユーロスターで夕方にはロンドンへ。
パリでもロンドンでも誰の助けもなく地下鉄に乗ることにチャレンジしようと思っていた。朝早く起きてホテルの近くの地下鉄の駅に。券売機がゲーム機のようになっていて分かりにくい。いくら第2外国語が仏語であっても50年も前のこと。駅員が見当たらず、聞くこともできない。あきらめた。

 
      地下鉄駅               地下鉄券売機
  

パリ市内観光のハイライトは何と言ってもルーブル美術館。芸術の都の美の殿堂にふさわしく30万点近いコレクションが展示されているといわれる。その見学時間はなんと1時間半。専属のガイドさんが要領よく説明してくれるが、結局はモナリザとミロのヴィーナスくらいしか頭に残らない。

 

  


パリ北駅からのユーロスターでロンドンへ行くためには出国手続きが必要。従って16時13分発の列車に乗るには15時には駅に到着しなければならない。昼飯にエスカルゴ料理を食べ、パリ三越で買い物をしていると凱旋門エッフェル塔セーヌ川シャンゼリゼ通りもすべてバスの中から眺めるだけ。残念だ。

 
     エッフェル塔                 凱旋門

 
     ノートルダム大聖堂              エスカルゴ料理


パリ市内には7つの駅があり放射状に鉄道網が広がっている。その内のパリ北駅は北部方面への玄関口。ベルギー、オランダ、ドイツ北部、ロンドンへのユーロスターなどの国際列車も発着する。列車の色がどれも色鮮やか。この駅に1日いても
飽きることはないだろう。

 

 
車内:TGVとは違い2階建てではない   ビュッヘ:初期の新幹線を思い出す


パリという本の目次だけを眺めた感じのパリ市内観光。目次を見たらその中味まで入り込まないと気がすまなくなった。
ベルサイユ宮殿も行ってない。地下鉄も乗りそこなった。シャンゼリゼ通りも歩いていない。映画の予告編を見て本番を見たくなるのと同じ思いだ。