強い上司

きのう一日だけの涼しさでまた暑い夏に戻った。午後には予報どおり雨。 国会が召集され政治の世界も暑い夏が来たようだ。

                     昨夜9時過ぎ、玄関先の鉢でサボテンが咲いた


きのうテレビカメラも入れて民主党両院議員総会が開かれた。テレビではインパクトの強い刺激的な場面を集中的に放映していることはわかっている。それにしても、2ヶ月前に自分たちが選んだ党の代表、つまり首相に一兵卒が「責任を取れ」などと堂々と言っているのには驚いた。菅さんの消費税発言だけで民主党参院選で大敗したのではないことは素人の我々でもわかっている。こんな内輪もめにはうんざりだ。もっとやることがあるのでは・・・。一体、この組織はどうなっているのだろう?


「強い経済、強い財政、強い社会保障」が菅さんのスローガン。このスローガンの前に「強い上司」として組織を掌握されることを望みたい。総会最後の挨拶で9月の代表選の出馬表明ともとれる発言は弱々しく、こんな総理にわが国を任せて大丈夫かとさえ思えてきた。


民主党の名が体を表すように民主的平等主義に陥っているのではないだろうか?平等主義は上下関係が希薄になり寛大でやさしいだけの上司の下では、部下は必ず威張り始める。それとも小沢さんの威を借りた発言が多く、小沢さんの影がちらついているのだろうか?


いずれにせよ、トップの資質で組織の生死を分けひいては日本の命運が決まるのだ。 強い経済、財政、社会保障以前に強い上司であってほしい。